COMPANY会社概要

弊社は1996年に創業しましたが、創業当初は地盤補強工事を専門に工事をしていた訳ではなく、当初は阪神・淡路大震災をきっかけに、震災の影響で傾いてしまった住宅を水平に修復する沈下修正工事を専門におこなって参りました。阪神淡路大震災以降、鳥取県西部地震、芸予地震と一般的には地震の影響により液状化現象がおこり住宅が沈下したものが多くありましたが、実は地震の影響で住宅沈下がおきた訳では無いものも多く見てきました。

気が付いた事が二つあります。先ず、地盤補強業者の設計者がお客様の土地の災害リスクや地盤状況、液状化の可能性、これから建てる家の耐震性能などをきちんと理解していないからです。住宅の安全を支える為に最も大切なのは”その土地に地盤補強が必要なのか適正に判断し、必要ならば、その地盤、建物に適した工法を選択し、きちんと施工管理をすること”が必要です。

次に、地盤保証の一人歩き。地盤保証は地盤補強を行った工事の内容が確かであると保証することですが、地盤保証というものは、自然・人為災害に対しては免責事項になり、地震が原因による不同沈下に対しては補償を行いません（一部例外有）。

ではどうする必要があるのか。家を建てることは一生に一度の大きな買い物です。住宅を建てるお客様もある程度の基礎知識を持つ必要はありますが、我々、地盤補強工事を営む者が、土地、地盤を適正に判断し地盤補強の要否を定め、起こりうる地盤災害を建物の設計者とお客様に伝え、共有する事が大事です。本物の設計者は、お客様の土地の災害リスクや地盤状況、液状化の可能性、これから建てる家の耐震性能などをきちんと説明します。