ダイナ・メガ・プレス工法
鋼管を軸部としてその先端に拡翼を取り付けた回転埋設工法です。
ダイナ・メガ・プレス工法概要
ダイナメガプレス工法は円形平板翼の中心に圧抜き穴と窓あきハウス型コーンを装着し、平板翼の一部に角度を付けることにより鋼管杭を回転圧入し施工する工法である。
圧抜き穴が空いていることにより、貫入推進力が高く、また窓あきハウス型コーンの掘削力により、地層の変わり目でのスリップによる貫入不能を起こさず、軟岩層での貫入推進も可能とする工法である。
適応する地盤の種類
- 基礎杭先端付近の地盤の種類は砂質地盤(礫質地盤を含む)および粘土質地盤
- 基礎杭周囲の地盤の種類は砂質地盤あるいは粘土質地盤
ダイナ・メガ・プレス工法概要
杭軸径D(mm) | 165.2 | 216.3 | 267.4 | 318.5 |
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最大施工深度(m) | 21.4 | 28.1 | 34.7 | 41.4 |
基礎杭の材質
杭軸本体部 (鋼管部) | JIS G3444(2010)一般構造用炭素鋼鋼管 / STK400 STK490 |
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翼部 | JIS G3106 (2008)溶接構造用压延鋼材 / SM490A |
油圧回転駆動装置 ※杭打ち機(DHJ-25)参考例
ダイナ・メガ・プレス工法施工手順
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杭の固定
杭先端を杭芯ずれ防止装置に固定し、杭芯位置にセットする。 -
回転貫入
杭の鉛直性と杭芯位置に注意しながら杭を回転させ、地中へ貫入させる。 -
継手作業
必要に応じ継手により接手足しを行い、順次回転貫入させる。 -
貫入完了
設計深度付近において、回転トルク値および回転貫入量を確認し、貫入を完了する。 -
杭頭処理
切断装置にて所定の位置で杭頭を切断する。