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表層

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表層改良工法とは

建築物の基礎下、土間下の地盤の均一化・安定化に広い範囲で使われています。

浅め(~2m)で弱い地盤に対し、セメント系固化材の粉体と土を施工機械(バックホウ)で混合攪拌を繰り返した後、転圧・締固めを行う工法です。他の地盤補強工事と異なる点は、基礎の下に杭を作るのでは無く、基礎の下の地盤を設計の厚み分の土を固化材と混合攪拌・転圧・締固めして、安定した地盤の造成を行います。

この工法が日本国内で実施されだしたのは昭和50年代の初期頃であり、比較的新しい工法です。近年は建物地盤の安定に多用され、ごく一般的な工法になって来ています。

表層改良工法の特徴

  1. 価格

    大型機械設備の必要がなく、比較的安価

  2. 改良深さ

    軟弱層がGL-2.00m以浅に分布している場合に適応

  3. 適応地盤

    固化材の選定により、ほとんどの地盤に適応

  4. 工期

    1~2日と短期間

  5. 排土

    土の入れ替えが不要で残土処理が比較的発生しにくい

  6. 水質

    掘削深が浅く問題になりにくい

  7. 騒音・深度

    施工時の機械音、走行および掘削時の振動が問題

  8. 飛散

    粉塵の飛散に注意が必要(対応型の特殊セメントあり)

  9. 養生

    施工後、強度発生に伴う数日間の養生期間が必要(季節考慮)

品質管理

  1. フェノールフタレイン反応

    薬品反応により、改良厚さの確認をおこないます。

  2. 一軸圧縮試験供試体

    薬品反応により、改良厚さの確認をおこないます。

  3. 土壌酸度測定

    土壌酸度測定器(pH測定器)で土の酸性土を確認し、施工可能かを判断します。

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