鋼管杭圧入工法
安心と信頼の沈下修正工事
鋼管杭工法概要
鋼管杭圧入工法は、建物の荷重を反力に鋼管杭を指示地盤までジャッキを使って圧入し、建物を支持させ修正する工法です。
- 鋼管杭入圧工法の長所
-
- 建物の沈下を修正するだけでなく、再沈下も防止する工法です。
- 引越などの移動をする事なく、居住の状態で工事ができます。
- 騒音・振動・埃等の発生が少なく、資機材の置場も小スペースです。
鋼管杭工法の流れ
-
共通施工
建物の養成、機材搬入をし、工事に支障がある物を移設する。 -
ハツリエ
基礎下に床下進入路を造る。土間コンクリートがある場合は土間コンクリートを研摩研る。 -
堀削工
基礎ベース下端より、縦・横・深さ1000mmx1000mmx1000mm堀削し鋼管圧入の作業スペースを造る。 -
鋼管杭圧入工
建物を反力に利用して長さ750mmカットした鋼管を圧入する。
圧力・溶接を繰り返す。抗打完了時、限界荷重を測定する。継ぎ手にスリープ管を溶接して鉛直の保全を計ると供に継ぎ手の補強とする。 (ねじり鋼管も使用する場合もあります。) -
沈下修正
修正には鋼管杭頭にプラケットを取付けて杭中心線上にジャーナルジャッキを設置する。ジャッキが確実にセットされている事を確認して、最沈下部より沈下修正(ジャッキアップ)を行う。 その際、基礎、壁等のひび割れ、歪み、ねじれなど十分に監視しながら慎重に行う。 -
埋め戻し・保全工
沈下修正終了後、ジャッキを取り外し基礎下と鋼管杭頭の間にピース管鋼管を取付ける。鋼管杭の前に型枠を設置して気泡モルタルを注入して確実に基礎と鋼管杭を固定させる。 ジャッキアップで基礎、その他、空隙の生じた箇所にも気泡モルタルを充填し空隙を完全に埋めて、沈下、ひび割れを生じないようにする。 -
補修工
基礎風窓の復旧。(土間コンクリートを研った場合は復旧) -
完工
基礎ベース以上の堀削箇所に堀削土又は真砂工により埋め戻しを行う。 場内を清掃整理し、機材搬出に完工する。