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その地盤改良は本当に大丈夫ですか?

その地盤改良は本当に大丈夫ですか

なぜ地盤改良が必要なの?

楽しい家づくりの前に、地面の下の地盤は大丈夫ですか?

夢のマイホーム。「どんなプランにしようか」、「外観のデザインはどうしよう」、「構造は?仕様は?」などなど考えることはたくさんあるかと思います。しかし、そのマイホームを建てる「地盤」の大切さについては意外と知られていません。いくら頑丈な建物を建てても、その建物を支える地盤が弱かったとすると非常にキケンが伴います。
ひょっとすると、あなたが建てようとしているマイホームのための土地にも、思わぬキケンがひそんでいるかもしれません!地盤に関する正しい知識を身につけて、安心できる家づくりにお役立て下さい。

地盤改良でも地盤事故!?

地盤補強・改良をしても、地盤事故が発生してしまうケースが数多くあります。
事前調査による想定設計により支持地盤まで到達せず施工がされていたり、セメント系固化材と腐植土との相性でセメントが固まらなかったり、地下水脈によるセメントの流出が起こっています。

実際、地盤事故はどのくらい発生しているのかというと、火災事故が1000件に4~5件程度発生するのに対し、地盤事故は1000件に10件以上も発生しています。事故が起こった場合の損害額は財団法人住宅補償機構の統計によると、平均して1事故あたり約566万円の補修費用が発生します。
住宅品質確保促進法が施行されてから、地盤事故に対する補償制度が確立され、その実態が明らかになっています。したがって、今後地盤事故の発生確率は、既存の工法の問題からますます増えることが予想されています。

CASE1
支持地盤の起伏を考慮しないで、事前調査による想定設計に基づき施工がなされている。

CASE2
セメント系固化材と腐食土との相性の問題による固化不良が生じることがある。

※腐植土(ふしょくど)とは、森林生態系において地上部の植物により生産された有機物が朽木や落葉・落枝となって地表部に堆積し、それを資源として利用するバクテリアなどの微生物やミミズなどの土壌動物による生化学的な代謝作用により分解(落葉分解)されて土状になったものである。 腐植土は厳密には土ではない。

CASE3
施工後に性能検査試験が実施されていない。

家を建てた後に建物に関しての性能検査はほとんどの会社様がされていると思われますが、その建物を支える地盤に関しての性能検査は一般の住宅地盤改良では行われていないのが現状です。一方、公共工事では地盤改良後、性能検査 が義務付けられております。品質不良問題が騒がれる中、住宅地盤改良後に、性能検査が行われていないことは、事故率の増加に拍車を掛ける可能性があると示唆されています。

苦情件数第1位は雨漏り、2位外壁、内壁の亀裂、3位建物の傾斜、4位ドアや窓が閉まりにくい、5位結露・カビとなっています。そのうち2位から4位までは不同沈下(地盤事故)によるものと考えられます。

液状化とは?

液状化は、地下水位の高い緩い砂地盤で発生します。緩い砂の間に水がある状態から、地震の揺れで、砂の粒子が下層で密になり、上層では液体状になり、家が傾き始めるのです。地表では噴砂が起こることもあります。

東日本大震災以後、国も宅地液状化対策の取り組みをスタートさせました。住宅性能表示に液状化対応の有無が加わる方針が発表されるなど、家を建てるにあたって無視することの出来ない問題となっています。

液状化とは、地震によって地盤が一時的に液体のようになってしまう現象です。通常、地盤は土や砂・水・空気などが均等に混ざって構成されています。しかし、地震等の大きな揺れによって、これら安定していた土・砂・水が分離され、地盤が水に浮いたような状態になってしまうのです。そうして水が噴き出したり上部の建物などが沈み込んだり、揚圧力を受けて破壊されたりします。

液状化現象が起こりやすい地盤は、海岸や川の近く、および埋立地などの比較的地盤がゆるく、地下水位が高く、砂質土がゆるいところになります。液状化を完全に防ぐことは難しいですが、地盤改良の工種によっては、対策を打つことが可能です。

地震による液状化の危険

2011年3月11日、三陸沖でマグニチュード9.0の大地震が発生しました。この地震に被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。
TV・新聞等で報道されているとおり、今回の地震では大津波による甚大な被害と並び、液状化現象も各地で発生しました。地震の揺れには耐えた家でも、 その後の液状化により大きく傾く例が多発し、23,000軒を超える住宅が被害を受けています。どれほど耐震性の高い家でも、その下の地盤が軟弱で あれば、液状化現象を起こし家が傾いたり沈んだりします。地震による最大の危険は液状化と言っても過言ではありません。

東日本大震災における液状化の被害

東日本大震災では特に、千葉県浦安市をはじめとした湾岸地区、内陸部でも埼玉県久喜市のような田んぼを埋め立てた土地においての被害が大きかったと言われています。地面から水があふれ出し道路が水浸しになったり、電柱が倒れてしまう、家が大きく傾いてしまうなどの被害が多数報告されました。しかし、一方で液状化地域にあり、隣の家が液状化被害を受けているにも関わらず、無害だった家の存在も報告されています。これらの家は、地盤改良によって対策を打っていたことが調査によってわかりました。

岡山県液状化マップ

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